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LO/ST CO/LO/RSの創作S/S+ラクガキブログ。 白騎士コンビを贔屓ぎみですが主人公最愛・オールキャラと言い切ります!
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以前あげた問題行動vs過保護な保護者の延長線上にあるお話です。

ブリタニア軍人編、ライは自分の外見にコンプレックスがあるんじゃないかという妄想。
全部書き上がったら、pixivにあげようとおもっています。


拍手ボタンを押して下さった皆様、本当にありがとうございました。
言葉にできないほどの感謝を込めて。




口から出る言葉の暴力ってすごい。文字も。



「スザクくんは本当にライくんのことが好きなんだねぇ」

「はい」

あと一歩前に踏み出していたら、自動ドアの感知センサーに触れていた。両手に持ったコーヒーが、プラスチックカップのふちぎりぎりまで揺れている。

ライは自分の第六感と肉体の反応速度に深く感謝した。もっとも、それは自分の一部なのだから、感謝も何もないのだけれど。


シミュレーターでのテストを終え、ライはロイドと一緒に遅めのランチを取ることになった。今日のメニューはセシル特製のジャムサンドイッチだ。何ジャムなのかは恐ろしくて確認していないが「ピーチ味のソースと日本のわさびがたっぷりかかった、昨日のホットドッグよりは胃に優しい味だといいね」とロイドからそっと耳打ちされた。ライもそうおもう。

水だけでは心もとなかったので休憩室にコーヒーを取りに行き、帰って来たところで2人の会話が聞こえてきた。


どうしてスザクがここにいるのだろう。今日は補習で、特派に顔を出せるのは夕方になってからだと聞いていた。
そして、なぜスザクがライを好きだという話題になっているのだろうか。ライがシミュレーションルームを出てからまだ3分も経っていないのに、脈絡の判らない会話の一部は、ライの足を止めるには充分だった。


ルルーシュ以外の生徒会メンバーは、ライとスザクを友情以上の何かでくくりたくてたまらないらしい。2人の仲がいいのは本当だが、しょっちゅうからかわれるようになった最近では、ライはスザクに対して「好き」という単語をなるべく使わないようにしていた。


もっともロイドの言葉には他意はないだろう。だが、スザクにああも即答されると妙に気恥ずかしくなってしまう。さっきのタイミングでドアが開いていたら、さすがにからかわれていたはずだ。

ライは深い溜め息をこぼすと、手にしたカップの表面が落ち着くのを待ってから部屋に入ることにした。


「ねぇ、ライくんのどこが好きなの? ちなみに全部って答えはなしでね」


ライならば即答できないようなロイドの問いに、だがスザクは迷うことなく答えた。


「顔です」

(続く)
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