LO/ST CO/LO/RSの創作S/S+ラクガキブログ。
白騎士コンビを贔屓ぎみですが主人公最愛・オールキャラと言い切ります!
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私、スザクとライが好きなんです…多分病気です。
ちなみに更新停滞中いろんな病気にかかってました(いまもだけど)
でも多分一番ひどいのは↑
拍手ボタンをおしてくださったみなさまありがとうございました。
2まで更新してありますので、よかったら読んで下さい。
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でも多分一番ひどいのは↑
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(序章ルート未定:妄想垂れ流し スザクとルルーシュ)
何か飲み物を買ってくると言ってライが生徒会室を出て行ってから、数分が経っていた。
スザクは手元の書類をとんとんとテーブルに当ててそろえながら、ルルーシュの方を見ないで言った。
「この間、ゲットーでライを見かけたんだ。一人で、廃墟の街を眺めてた。
無表情なのに声をかけるのをためらうような雰囲気をまとっていて…とにかく放っておけなくて、一緒にクラブハウスまで帰ってきたんだけど」
脈絡のない幼なじみの会話にいらつきながらも、ルルーシュは辛抱強くスザクの話を聞き続けた。
「それで?」
「今日久しぶりにライに会ったけど、ちょっと感情が出せるようになったみたいだから、よかった」
ルルーシュは持っていたペンを、わざと音を立ててテーブルに置いた。
「ルルーシュ?」
ようやく視線を上げたスザクが目にしたのは、不機嫌そうに眉根に皺を寄せた、既にお説教モードのルルーシュだった。
「お前な…まだライとはそんなに親しくはないだろう?」
「うーん、どうなんだろう。今日で会ったのは…」
「まだ4回目だ!」
ルルーシュの吐き捨てるような言い方に、スザクは疑問を口にした。
「君ってそんなことまで数えてるの?」
「馬鹿! そんなことは問題じゃない!!」
いきなり怒り出したルルーシュに、今度はスザクの頭がついていけない。
だがこんなときは、とりあえずルルーシュの話を聞くしかない。
スザクは早々に白旗を揚げると、話を聞く姿勢を示すために手にしていたホチキスをそっとテーブルの上に置いた。
その動作が終わるや否や、ルルーシュが口を開いた。
「スザク、この部屋にはミレイ会長が用意してくれたティーセットがあるのに、どうしてライが飲み物を買いにいったかわかるか?」
ルルーシュにいわれるまでまったく気付かなかったスザクは、ぶんぶんと首を横に振った。
自らのこめかみに人差し指を当てて、トントンと叩いているルルーシュの視線が更に厳しくなる。
いたたまれなくなって、スザクはとりあえず謝ったが、ルルーシュの表情はまったく変わらなかった。
生徒会室に沈黙が流れる。それは黒い霧になって拡散していくような重さを持っていた。
「あのさ…僕が悪いのはわかってるから、とりあえず…その、もう睨むのは許してもらえないかな」
そこでようやくルルーシュの視線が少し緩み、スザクはほっとした。
でも、ライが飲み物を買いに言った理由も、ルルーシュが怒っている理由も全然わからないままだ。
ルルーシュは微動だにしないまま、口だけを動かして言った。
「今、俺はスザクの真似をしていた」
「え?」
「さっきまでお前は、ライのことを凝視していた。
よく知らない知人から、じっと見られ続けたら、普通の人間なら怖い、視線から逃げ出したいとおもわないか?」
スザクは、部屋を出て行くときのライの様子を思い出していた。
俯いていたから表情はよくわからなかったけど、そういえば耳が赤くなっていた気がする。あれは自分のせいだったのか。
申し訳ない気持ち半分、ライの感情表現が増えたことが嬉しくて、おもわず笑みを浮かべてしまう。
「スザク!! お前な!!」
「ごめんルルーシュ。ライが帰ってきたら謝るよ」
「お前、全然悪いとおもってないだろう? 口先だけの嘘はライにはすぐばれるぞ」
スザクはポンと手を叩いて笑った。
「じゃあ、ライの顔にすごく興味があるんだって、正直に言うよ」
そのとき自動ドアの開く音と、缶が転がり落ちる音が同時に廊下に響いた。
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