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LO/ST CO/LO/RSの創作S/S+ラクガキブログ。 白騎士コンビを贔屓ぎみですが主人公最愛・オールキャラと言い切ります!
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<ブリタニア軍人編>特派ルートスザクED設定です。
スザク+主人公。

私はLOST COLORSとR2のスザクしか知らないのですが、ナイトオブゼロのような鬼神のようなスザクではなく、主人公との会話で頬をそめる天然スザクが好きです。

お友だちの影響で(全力で視聴を勧められたのでw)見始めたR2ですが、切なかったです。
毎週ハラハラして、最終話のあとにじわーっと悲しくなりました。

二次創作では、LCワールドではみんなに笑っていてほしいなーとおもいます。
このお話もハッピーエンドにしたいのですが…!


整備場は思いのほか声が響く。
雨がそれを抑えてくれるとはいえ、スザクの話を聴くのに相応しい場所とは思えなかった。

僕たちは黙って特派のトレーラーへと向かった。途中で何度か雨に当たったが、スザクも僕も構わず歩き続けた。トレーラーを虹彩と指紋の認証キーでロック解除すると、まっすぐシミュレーターのある部屋に入る。
ここなら防音は完璧だ。僕とスザク以外はロイドさんとセシルさんしかセキュリティガードを通過できないし、その二人はブリタニア本国の学会に出席するために日本を離れている。

スザクのために少し薄めにしたインスタントコーヒーに砂糖をスプーン一杯落す。僕は自分のために濃い目に入れたブラックを作ると、カップを手に彼の元へと戻った。
ありがとうと言ってコーヒーを受け取ったその手は、濡れた寒さだけではない何かで強張っているようだった。

僕は敢えて何も訊ねようとはせず、ただ彼の言葉を待った。
しばらくするとカップの中に視線を落したままスザクが呟くような声で言った。

「来月でユーフェミア殿下は20歳になられる。神聖ブリタニア帝国では成人にあたる節目の年齢だ」

そのことは僕も承知していた。皇位継承権を手放されているとはいえ、本国では祝賀会が予定され、ここ特区日本でも祝典が殿下には秘密裏に計画されている。

「殿下は皇位継承権を放棄された。ブリタニアの皇族でありながら、だがある意味では自らの意思で自身の人生を選ぶ権利と責任…そして自由を手にされている」

何となく先が読めてきた話だが、僕は黙ってコーヒーを一口啜った。

「彼女は僕を…日本国最後の首相の息子、名誉ブリタニア人である騎士の僕に−−−祝賀パーティで求婚のアプローチをしてほしいと言った。もちろん命令ではないよ。普通にこうしてお茶を飲んでいるときにね…まるで天気の話でもするみたいに自然に言ったんだ」

スザクが初めて顔を上げた。
その目は今にもこぼれそうな涙でいっぱいだった。

(続く) →3
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