LO/ST CO/LO/RSの創作S/S+ラクガキブログ。
白騎士コンビを贔屓ぎみですが主人公最愛・オールキャラと言い切ります!
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<ブリタニア軍人編>特派ルートスザクED設定です。
スザク+主人公。
サクラダイト等に少し大人風味な設定が入っています。でも年齢制限ではないです。
好きになればなるほど、周りの環境等についてもぐるぐる考えてしまいます…。
スザクにとっても、ルルーシュにとっても主人公って分身というか、救いというか光のような気がします。主人公の絵もらくがきしているのですがまったく顔が決まりませんorz
そして個人的感想ですが、公に愛をささやいてくれる大胆なルルーシュよりも、ずれたスザクの方が私にはBL全開に見えます…私がひねくれてるからかもしれません(いや絶対)。
二人ともかわいすぎる。
スザク+主人公。
サクラダイト等に少し大人風味な設定が入っています。でも年齢制限ではないです。
好きになればなるほど、周りの環境等についてもぐるぐる考えてしまいます…。
スザクにとっても、ルルーシュにとっても主人公って分身というか、救いというか光のような気がします。主人公の絵もらくがきしているのですがまったく顔が決まりませんorz
そして個人的感想ですが、公に愛をささやいてくれる大胆なルルーシュよりも、ずれたスザクの方が私にはBL全開に見えます…私がひねくれてるからかもしれません(いや絶対)。
二人ともかわいすぎる。
「僕は正しいやり方で……この国を、日本人の手に取り戻したかった。ブリタニアと向き合い、ユフィの言う皆が平等に明るく暮らせる世界を作りたかった。でも、僕はブリタニア人になりたかったわけじゃない。名誉ブリタニア人になったのはあくまでも手段であって、彼女の夫の座を狙っていたわけじゃない。ユフィのことは大切だし、命を懸けてずっと守っていきたい。でも結婚なんて−−−そんな不忠な望みなんて想像したこともなかった」
「そんなこと、わかってるよ。でも大切なのは、今のスザクの気持ちだろう?殿下を…ユーフェミア様を一人の女性として愛しているなら、その思いに素直になればいい。周りの雑音なんか気にするな。暫くは色々うるさいとは思うが。そうだな…君たちに子どもが生まれて、この国が今よりもっともっと平和で優しい国になれば、もう日本とかブリタニアとかそんな境は関係なくなるはずだ。僕だってブリタニア人と日本人のハーフだしね」
それを聞いたスザクの顔はくしゃくしゃになった。
「君は…何もわかってない!知っているか?ナイトメアの動力源であるサクラダイトは、微量ではあるが放射線を出している。汎用機ですら1000時間を越えて騎乗すれば、人体に何かしらの影響が出ると言われている。特に、男性の生殖器に対して顕著に深刻な健康被害をもたらすんだ。ナイトメアに騎乗する軍人は、他の部隊に較べて早婚で既婚率が高い。それは、そう遠くない将来に自分の子どもが持てなくなる可能性があるからだ。ランスロットはもっと大量のサクラダイトを使用している。僕たちだって、もうずいぶん放射線を浴びているんだ」
「だったらなおさら早く」
僕の言葉の続きは、スザクに抱きしめられたことで止まってしまった。足元では軽い音を立ててプラスチックのカップが転がった。
肩の辺りには温かく濡れた感触がある。スザクは、声を出さずに泣いていた。
「−−−僕はこの身を日本に、殿下に捧げると誓った。ランスロットを駆り、間違った力でこの世界を支配しようとするすべてのものと戦うために。でも彼女の夫になれば、最優先事項はブリタニア皇族の子孫繁栄だ。ルルーシュの母君、あの閃光のマリアンヌと謳われた武人でさえも、妃となられると同時にナイトメアを降りられた。僕はもう、ランスロットには乗れなくなる。君と一緒に、戦うことも守ることも出来なくなるんだ!」
背中に回されたスザクの腕にさらに力が込められる。
息苦しさと、疼く傷痕。僕の身体は与えられる熱と苦しみで埋めつくされていく。
彼の背中をさすってなだめてやることすらできないほど、受け止めきれずに溢れた感情の波の中で、僕は途方にくれていた。
彼の涙を、痛みをなくしてやりたいのに−−−でもその術を、僕は知らなかった。
(続く)→4
「そんなこと、わかってるよ。でも大切なのは、今のスザクの気持ちだろう?殿下を…ユーフェミア様を一人の女性として愛しているなら、その思いに素直になればいい。周りの雑音なんか気にするな。暫くは色々うるさいとは思うが。そうだな…君たちに子どもが生まれて、この国が今よりもっともっと平和で優しい国になれば、もう日本とかブリタニアとかそんな境は関係なくなるはずだ。僕だってブリタニア人と日本人のハーフだしね」
それを聞いたスザクの顔はくしゃくしゃになった。
「君は…何もわかってない!知っているか?ナイトメアの動力源であるサクラダイトは、微量ではあるが放射線を出している。汎用機ですら1000時間を越えて騎乗すれば、人体に何かしらの影響が出ると言われている。特に、男性の生殖器に対して顕著に深刻な健康被害をもたらすんだ。ナイトメアに騎乗する軍人は、他の部隊に較べて早婚で既婚率が高い。それは、そう遠くない将来に自分の子どもが持てなくなる可能性があるからだ。ランスロットはもっと大量のサクラダイトを使用している。僕たちだって、もうずいぶん放射線を浴びているんだ」
「だったらなおさら早く」
僕の言葉の続きは、スザクに抱きしめられたことで止まってしまった。足元では軽い音を立ててプラスチックのカップが転がった。
肩の辺りには温かく濡れた感触がある。スザクは、声を出さずに泣いていた。
「−−−僕はこの身を日本に、殿下に捧げると誓った。ランスロットを駆り、間違った力でこの世界を支配しようとするすべてのものと戦うために。でも彼女の夫になれば、最優先事項はブリタニア皇族の子孫繁栄だ。ルルーシュの母君、あの閃光のマリアンヌと謳われた武人でさえも、妃となられると同時にナイトメアを降りられた。僕はもう、ランスロットには乗れなくなる。君と一緒に、戦うことも守ることも出来なくなるんだ!」
背中に回されたスザクの腕にさらに力が込められる。
息苦しさと、疼く傷痕。僕の身体は与えられる熱と苦しみで埋めつくされていく。
彼の背中をさすってなだめてやることすらできないほど、受け止めきれずに溢れた感情の波の中で、僕は途方にくれていた。
彼の涙を、痛みをなくしてやりたいのに−−−でもその術を、僕は知らなかった。
(続く)→4
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